大江戸線で

今日は息子がゆりかもめに乗りたいとのたまったので、例によって交通が目的の一日だったのだけど、

たまたま乗った大江戸線にて、就職活動帰り?のリクルートスーツの若者が二人話をしていた。
話を聞いていると、二人は電器メーカ志望らしく、大手企業の名前をあげて、あそこの面接がきつかった、誰々が目立っていたから彼は決まりだろうとか、そして、どうやら震災の影響で各企業が採用を例年よりも数ヶ月遅らせている経緯があって、その間は精一杯就活しないといけないから、卒論への影響が懸念される的な話をしていて、いやはや大変だなあ頑張って欲しいなあなんて思うとともに、隣できゃっきゃっと電車を堪能している息子も、いつかそんな就活に苦闘するような日が来るのかなあなんて考えながら鼻の下を伸ばしていた。

ほんで、よくよく聞いてると、どうもそのうちの一人が、プラズマテレビに関する技術の研究をやっているらしく、たぶん電通大の様な気がするけど、話してる相手にプラズマテレビは衰退産業だと指摘されたのに対して、プラズマの技術自体は半導体プロセスにも応用されてるし、まあプラズマというよりはディスプレイというくくりで就活してる、みたいな苦しい反論をしていて、なんだか、立ち上がって「君、頑張って!」と激励しそうになってしまった。胸熱くなってしまった。

その衰退産業に携わった、なれの果てがここにいますよー的な。