蒼い衝動

porpoise2005-05-13

Tara Jane O'neil を見てきました。@ SHIBUYA O-nest
http://blog.livedoor.jp/akioda1/archives/17021000.html

他に,Harpy,place called space,no t-shirt という,3つのグループが出ていました。それぞれにおもしろかったですよ。

http://www.tarajaneoneil.com/
http://www.itoken-web.com/Harpy/
http://www008.upp.so-net.ne.jp/place-c-space/
http://no_t_shirt.at.infoseek.co.jp/

no t-shirt は,ギター/ヴォーカルだけが白人の3ピースバンドで,音は,まあ,ジョイ・ディヴィジョンとフユーチャーヘッズの間みたいな感じ。暗黒系NW。

place called space は,女性がギターひき語りで歌います。ホールドディレイ?サンプラー?をつかってリズムを出しながらひき語りします。出したい世界観は金延幸子なのかな?と思いましたが,音程が終始フラットで気持悪かった。クラシックギターから,リッケンに持ち替えてから,なんかすごいことになってました。急にアングラアバンギャルドみたいな弾き方になって,僕ら逆に釘付けでした。

Harpy は素晴らしかった(ちゃーりーくん,要チェックです。必須です。)。スラップ・ハッピーとデフ・スクールの両方につながりそうな。シアトリカル系アヴァン・ポップって感じ。ドラムの人が曲を作っているみたいで,変拍子の応酬。曲の中で何度もリズムが変ります。ボーカルの女性が声色でシアトリカル。あと3人の男メンバーが,ナードというか,京都大学医学部軽音って感じです。でも,変拍子とかそういうところだけでなく,聴いてておもしろいものになってたと思う。グルーヴが出せていたというか。

Tara Jane O'neil は,やっぱサンプラーを駆使して,音を重ねていく感じ。基本的にギターの弾き語りなんだけど,そこに2人のサポートメンバーが入れ替わり立ち代り,鉄琴,ピアニカ,ドラム,ピアノ,電子音,鈴,たくさんの打楽器,いろんな楽器の音を重ねていく。雰囲気重視のドローンミニマルみたいな音から始まったけど,そこからドラムが入って歌が入ってくる展開にしびれた。サンプラー?を駆使したリズミカルな曲や,純粋な弾き語りシンガーソングライター的曲も織り込んで,緩急テンションの高い演奏をしていたと思う。素朴な弾き語りには正直胸うたれたよ。
サポートメンバーはいかつい,ごろっとしたおっさんと,眉毛の太い,女の子だったんだけど,そのおっさんの方は,IDAというグループの人だな。たぶん。

でも,PAと照明が良くなかったみたいで,歯痒そうでした。なんか,タラさん,もう早く帰りたいって言う風にみえた。

IDAについてはまた今度おはなしします。大学の時,ひさしムジークというバンドでカバーのカバーをしたことがあります。