たくさん話して

Talk Talk の Mark Hollis の1998年リリースのソロアルバム,その名も " Mark Hollis " 。リリース時に佐々木敦が薦めていて,ずっと聴きたいなあと思っていたのですが。
今更だけど,よいです。静謐なチェインバー・ミュージックです。木管楽器の響きがいいです。クラリネットの重奏の部分とか。か細い歌声で,まるでドラッグ・シティとレコメンデッド・レコーズとをにらみながらのアヴァンな室内音楽。数少ない音の中でゆったりとした時間が流れます。
Talk Talk も,ポスト・ロックの走りみたいな扱いで Laughing Stock 等が最近再評価されてましたけど,このソロ作はもっとオーガニックという感じです。アコースティックの肌触りがよい。部屋のリバーブがあるかんじもよいです。あまりメロディとかグルーヴとか,そういうのは無いけど。 Laughing Stock
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